三時間は長い…歳を取れば取るほどに長い映画を諸々の理由と言い訳を見つけて避けてしまう
しかし観始めると一気に引き込まれラストまで観てしまった、これが名作の力か!?
彫りの深い顔ってやはりいい、冒頭暗い画面の中で会話するマーロン・ブランドの顔に入る陰の威厳とカッコよさ
他にも陰を印象的に使ったシーンが多数ある
冒頭若くて爽やかなアル・パチーノに驚く、この好青年がマフィアの抗争の中でゴッドファーザーへと変貌していく
教会での厳かな赤ちゃんの洗礼の場面と同時に描かれる残酷な粛清のシーン、洗礼によって生まれ変わる赤ちゃんとアル・パチーノ
冒頭の好青年と後半の顔は最早別人、若き日のアル・パチーノの演技力に脱帽
ラスト、お酒を取りに部屋の外に出た妻と部屋に残るアル・パチーノからの場面は二人の距離と関係の変化、住む世界の違いを視覚的にわかりやすく見せていて切ない