レッドキング

ロッキーのレッドキングのレビュー・感想・評価

ロッキー(1976年製作の映画)
4.0
いろんな映画評やラジオ番組で何度も特集されていたせいか、勝手に観た気になっていて鑑賞できていなかった作品。
個人的にボクシングはそこまで好みではないのでハマらないんじゃないかと思ってましたが、これがとんだ大間違い。
さっきまでの自分を、食肉工場にぶら下げてスタローンに殴ってもらいたい。

まず想像していたようなボクシングの場面って意外と少ない。
むしろ本作を「ボクシング映画」の枠にとどめていたことがそもそも間違いで、自分という人間の証明だとか、人生だとかもっと壮大なテーマが本作にあることに今更ながら気づいた。
本作がスタローン脚本だったのも知らなかったし、作品の背景を知るうちに
ロッキーの生き様自体がスタローンと重なっていることを知らしめられ、さらに衝撃を受けました。

今までこの作品を通り過ぎていた自分への後悔もありつつ、逆に知らなかったからこそ本作の魅力に気付かされてラッキーと思う部分もある。
「正月だし、なんとなくやる気になるような映画観ようかな」なんて軽い気持ちで鑑賞してしまいましたが、2023年スタートのタイミングで本作に触れられたことは
今後の自分の人生の大きな転換点になる気がします。
鑑賞後、頭の中で「ロッキーのテーマ」が鳴り止みません。
レッドキング

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