レッドキング

ゴジラのレッドキングのレビュー・感想・評価

ゴジラ(1954年製作の映画)
4.0
今週『ゴジラ-1.0』を鑑賞する予定なので、一作目を改めて鑑賞。
VSシリーズやベイビーフェイスになったり、ゴジラはどこか親しげのあるキャラクターな気がしていましたが
本作を観ると、改めてゴジラは『怖いもの』という認識が強まります。
大災害・戦争・人類へのしっぺ返し…
なす術なく破壊されていくのを眺めることしかできない、何をしても抗えないものの象徴としての『ゴジラ』に
ただのモンスターパニック映画とは一線を画す壮大なスケールがあります。

断固として最終兵器使用に首を振らなかった芹沢博士の科学者としての信念も分かるし、
小形の「今目の前に起きている不幸はどうすればいいのか」という気持ちも分かる。
互いに人類のことを思っていることに変わりないはずなんですが。
本作鑑賞後、続けて『シン・ゴジラ』も鑑賞してしまいました。

人類が抗うことができないものの象徴としてのゴジラに、新作のサブタイトル「生きて、抗え」がどう表現されるのか楽しみです。
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