原題『Carne』
監督・脚本 : ギャスパー・ノエ
撮影 : ドミニク・コリン
編集 : ルシール・アザリロヴィック
音楽 : アフマド・バカエフ
出演 : フィリップ・ナオン、ブランディーヌ・ルノワール、フランキー・バン、他
パリ郊外で馬肉店を営む、無表情で言葉を一切発しない娘を溺愛する男を独特のタッチで描いたカルト映画。
変なフレーミングの人物の切り取り、効果音と共にクイックなカメラワーク、大きいテキスト、冒頭の馬の屠殺場面、近親相姦を想起させる描写、男の心の中を映すかのようなTVから流れるアジテーション、娘が父の姿と重ねる覆面男のドラマ、等、ギャスパー・ノエという映画作家の芸術性が強く反映された作品。
万人にオススメできる作品ではないですが、かなり好きな作品でした。