このレビューはネタバレを含みます
宮崎くんらしさが随所に出てる名作
食事のシーンが細かく書かれてるのが彼らしい
城に公爵が着いたとき歩きながら召使いに服を脱がしてもらうシーンがある
こういうシーンやデフォルメされた世界で一見妙に細かく描写された食事のシーンが、彼らの生活感や文化のイメージを与え、映画に描かれてないスクリーン外の生活も想像させる
こういう細かいところが映画にのめり込めるかに効いてくるし、ジブリ映画っぽくもある
敵の兵士たちが横スライドで登場してくるシーン超笑えた
主題歌もメロウな感じで好き
特に初めて塔でクラリスとルパンが会う場面に流れるアンダースコアは圧巻
1979年の映画なので右から左が主方向になっていた
ギャグのセンスもいい
強いて言えば、クライマックスのカリオストロ公爵との決着がちょっとあっけなかったか
その後のクラリスとのシーンは良かった
この名台詞この映画が元ネタだったのかというのもいくつかあって良かった
音のリマスタリングについてだが、解像度は流石に時代を感じるが、サラウンド音源はきちんと定位してた