このレビューはネタバレを含みます
ストーリー,それぞれのキャラの立ち回り,アクション,そして名言。どれをとっても素晴らしい。
特に名言。時にそれが一人歩きするけれど,流れの中で「そろそろあのセリフがくる!」とわかっていてもしびれてしまう。
冒頭5分間くらいのアクションのポップさや効果音,食事のシーンではジブリっぽい雰囲気も感じさせる。
OPではカジノからの盗み(結果的に伏線だが)や10年前の回想シーンで描かれるルパンの"泥棒"としての側面。一方でクラリスの解放をめぐる一連の描写で描かれる"男"としての側面。これらの対比がルパンの,作品全体の魅力を決定づけているように思う。