Takayuki

セックスと嘘とビデオテープのTakayukiのレビュー・感想・評価

3.4
セックスと嘘、本能と理性は表裏一体である。
本能のままでは動物だが、そこにヒトとして理性が働くことで嘘が生じる。
しかし、セックスではなくビデオテープの前ではセックスがなくともありのままの姿が映し出されて嘘がない。

セックスがないところには嘘があり、嘘がないところにはセックスがある。しかし、ビデオテープにはセックスも嘘もなく真実のみが映る。

ということを表していたのだろうか。

性、とりわけセックスに対して積極的でないアンと違い、セックスに対して積極的な妹のシンシア、そしてセックスの為なら仕事さえも後回しにするアンの夫ジョン、その友人グラハムはセックスに関心はあるがEDという4人を取り巻くセックスと嘘とビデオテープの話。

意図を掴みきれない感覚がもどかしい。
またいつか観よう。
Takayuki

Takayuki