ENDO

憂愁平野のENDOのレビュー・感想・評価

憂愁平野(1963年製作の映画)
3.8
酔い潰れた三千代が仲代さんのアトリエで自分を模した彫刻の首が刺さった台をぐるぐるやり出した長回し一発と恵那の没落した実家の巨大な屋敷の土壁越しにおちよさん会話する切り返しがアントニオーニ風で好き。赤い葉鶏頭や白い朝靄、青い照明など素敵な部分は多いのだけどブルジョワの演説のような観念的な独り語りには辟易。地獄のような睡魔。小言ばかりでお尻に画鋲が刺さるお富士さん。眠かった。
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