映画ケーン

バンビの映画ケーンのレビュー・感想・評価

バンビ(1942年製作の映画)
3.6
「男」の成長物語。

鹿の歩き方、産まれたての子鹿のぎこちない歩き方、鹿バトル等、動物の動きが凄く良い。
ディズニーアニメは動きだけで十分面白い。

ただ、時間経過が多かったりで物語構成としてはイマイチ。言ってしまえば、ただただ子供が大人になる話。
「母の死」に対する悲しみも葛藤も何も無いから、「母の死」が無くても成り立つ話だし、環境保護だけの映画に見えてしまいかねない。

ディズニーアニメスタッフは劇中での「メスを手に入れられなかったオス鹿」だからバンビに感情移入できなかったんじゃないか。
いずれにせよ、成長を追っただけで全体的に薄くなってしまった。
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