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戦争のはらわたのすずすのネタバレレビュー・内容・結末

戦争のはらわた(1977年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

独ソ戦を描いたサム・ペキンパー監督の代表作。泥まみれの塹壕戦は戦車の砲火と銃撃戦の連続で、アクション満載の凄さと共に、ハリウッド製ではない(ドイツと英国の会社の共同制作)悲惨すぎる描写も含んでいます。

英語を話すドイツ軍に違和感はありますが、当事者ではない第三国が描く「戦争映画」は客観性を帯びて良いのかも知れません。
しかし、本作は「戦争映画」という枠を超え「バイオレンス」が本題であり、つまりはサム・ペキンパー映画としか云い様がないとも思えます。

冒頭そして終幕は、実際の戦争の写真で描かれています。特に、終わりにはベトナム、パレスチナなどの近代戦争も含まれています。

原題は鉄十字章。
ドラマは、部下に慕われ最前線で頼られている伍長が鉄十字章を貰ったのを僻む上司から撤退命令を伝えられず、敵最前線に個立。
部下を失っていく伍長を通し、戦争の悲惨さが描かれていきます--------
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