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エイトレンジャーのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

エイトレンジャー(2012年製作の映画)
4.0
2035年。度重なる天変地異と経済危機、治安悪化により、日本は荒廃していた。国から見捨てられた地方都市ではテロリストが勢力を持ち、略奪や誘拐が日常茶飯事的に行われており、多くの人々は希望を失っていた。そんな地方都市のひとつ・八萬市(エイトシティー)では、治安維持のために自警団・ヒーロー協会が設立される。闇金に手を出し借金取りから逃げ回っていたニートの横峯誠(横山裕)は、ヒーロー協会にスカウトされる。他に揃っているのはアルコール依存症の渋沢薫(レッド/渋谷すばる)、チェリーボーイの村岡雄貴(ナス/村上信五)、ショッピングサイトにどっぷり浸かっている丸之内正悟(オレンジ/丸山隆平)、青いものを見ると買わずにはいられない安原俊(ブルー/安田章大)、プライドばかり高い元バンドマンの錦野徹朗(イエロー/錦戸亮)、純粋で優しすぎる大川良介(グリーン/大倉忠義)というやる気のないダメ人間の掃き溜めだった。横峯はそんなエイトレンジャーのリーダーを任されてしまう。一方、警察としてもはや機能していない八萬署の中にも、型破りだが正義感あふれる刑事・鬼頭桃子(ベッキー)と伝説のヒーローであるキャプテン・シルバー(舘ひろし)に憧れる新米刑事・仁科遥(蓮佛美沙子)は市民を守ろうと日夜努めていた。しかし彼女らの奮闘もむなしく、テロリスト集団ダーククルセイドの第3部隊は誘拐・人身売買で儲け無職の市民を次々に取り込み、着々と勢力を増していた。エイトレンジャーはダーククルセイドの一味に立ち向かうべく、キャプテン・シルバーに付いて修業を積む。ある日、ダーククルセイドからキャプテン・シルバーの元へ刺客が送り込まれる。これを破ったエイトレンジャーが暗殺者の仮面を取ると、正体はこの街で生活の手立てを失くした老人だった。借金返済のためにヒーローを担う者と生活のために暗殺者となった者。エイトレンジャーたちは市民を守る本気の覚悟が足りないことに気付くが、キャプテン・シルバーの導きにより、国や周囲に見捨てられた自分たちだからこそ誰も見捨てずに人々を守ろうと決心する。そんな中、彼らの元にダーククルセイド第3部隊を率いるMr.ダークから、キャプテン・シルバーを引き渡さなければ市内にある石油コンビナートを爆破させるとのテロ予告が届く……。
関ジャニ∞が、コンサートで披露してきた特撮ヒーローのパロディ「エイトレンジャー」を、堤幸彦が映画化。
関ジャニ∞のメンバーが挑んだ特撮ヒーローをオマージュしたアクションは、ワイヤーワークと格闘アクションを組み合わせた感じで痛快。
アル中や借金に追われていたりするぼんくらが 、最初は金目当てだったりヒーローに片思いしている女の子を振り向かせたかったり不純な動機だったのが、キャプテン・シルバーの秘密を知ったりして徐々にスーパーヒーローになっていく展開が、熱い。
ヒーロー愛に満ちたアクションコメディ映画。
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