健一

サボテンの花の健一のレビュー・感想・評価

サボテンの花(1969年製作の映画)
3.8
1969年 🇺🇸映画 カラー作品。

第42回アカデミー賞
最優秀助演女優賞(ゴールディ・ホーン)
受賞。

ゴールディ・ホーン目当てで この作品を借りにTSUTAYAへ行ったのだが 間違えて同じゴールディ主演の「シャンプー」を借りてしまった。
仕方なく観たのだが全然 面白くなかった。
再度 足を運びようやく本作をレンタル。
「シャンプー」のつまらなさがトラウマになっていたので本作は大丈夫か? と少し不安な気持ちで鑑賞したのだが・・・
面白ーーーーい!
すごい面白かった。最高!笑い転げました。🤪

でもこの作品。男性と女性では感じかたは 恐らく全然違うだろうなぁ。
特に中年のおじさん達にオススメしたい作品。
多分 女性の方は主役を演じたウォルター・マッソーを見て『もっとカッコいい俳優いなかったの? なんでこの人?』と思われるでしょう。
彼に限らず本作に出てくる男たちは正直言ってカッコいいイケメン紳士は一人も出てこない(失礼!)。
チビ か デブ か ハゲ か ブオトコ ばかり。(ホントに失礼!ごめんなさい。)
だけどそこがよりリアルで笑えるんです!
正直 カッコいい俳優がコメディ演技をしてもあまり笑えないんですよね。
その点 この作品は主役から脇役まで男も女もまさにベストキャストだったと思います。

本作はいわゆるライアーコメディ。
嘘に嘘を重ねて 嘘を貫き通す為に新たな嘘をついて。
愛するふたり だけの些細な嘘だったのだが 周りの人達をどんどん巻き込んで 益々 つじつまが合わなくなっていって・・・
60年代のコメディ映画としては かなりレベルの高い作品です。

本作でアカデミー賞を受賞したゴールディ・ホーン。
目がデカイ、超かわいい😍。
アメリカを代表するコメディ女優さんですね。彼女の魅力全開の作品!
ちなみに現在75歳。しばらくスクリーンから遠ざかっていますが、どんなキュートでチャーミングなおばあちゃんになっているのか 是非見てみたい。どうかカムバック!願います。

ちなみにちなみに
生きていれば私の母と 同じ年齢なんです。😅
なんか複雑。

しかしなんと言ってもゴールディの事で頭がいっぱいのまま 鑑賞した私をビックリさせたのはイングリッド・バーグマン!
恋も男もお断り!面白味も何も無い堅物な女性が 今まで知らなかった世界に目覚め 花咲かせていく様がなんとも痛快!
なるほど それで「サボテンの花」なのね!
彼女のコメディ演技を初めて観た。
すごい!私が本作を観て大笑いしたシーンは ほとんど彼女の演技。
あの超 ぎこちない ゴーゴーダンス!
最高でした。ダサくて。😅

コメディ映画は好きだけど本作は見ていない。というかた。
是非チェックしてみてください。


😷コロナパンデミック中に鑑賞😷
健一

健一