通りすがりのアランスミシー

シッコの通りすがりのアランスミシーのレビュー・感想・評価

シッコ(2007年製作の映画)
4.7
国民皆保険制度が存在しないアメリカの医療保険制度を批判したドキュメンタリー風映画。
マイケル・ムーアはデビュー当時からバリバリの左翼で、自分の偏った思想を隠そうともしない過激なスタイルの人。
本作もただ事実を描くのではなく結論ありきで作られているため、一部事実誤認を含んでいる。
ただ、厄介なことのこの人の映画は面白い。
見せ方は上手いし、思想的にもちゃんと一理ある。
結局、映像作家として大事なことは作ったものが面白いかどうかにつきるのだなと思う。