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青の炎のKのレビュー・感想・評価

青の炎(2003年製作の映画)
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印象に残ったのは義父が妹に手をあげた時にバッドを持ち駆けつけ何してる殺すぞと緊迫したシーンです。秀一は家族思いなので家族のことで怒り声をあらげてますが頭がいい子なのでバッドもってもどこか冷静でかなわないかもしれないとビビっているようにも見えました。でも思春期の高校生なので義父に煽られカッとなったのか声を荒げてバッドで襲いかかろうとし妹が必死に止めてました。その時にでた言葉が「殺すぞ」というセリフでした。僕はこの演技に高校生らしさを感じましたしこの後に義父の部屋から母の聞きたくない声をきき本当に殺意が芽生え実行に移す感情の切り替わりのようなシーンのため印象に残った
この映画を2回目見た時に凄く印象に残ったのは最後のシーンです。美術室で同級生そして恋心を持っているだろう相手紀子と話してるシーンです。
ここで秀一は警察から逃れられそうにないとお別れをいいにきたんですが紀子は嘘の証言突き通すから母や妹のためにも頑張ってと言います。最初は捕まっても頑張ってやり直してと言う意味合いだと思って見てましたがこの後に秀一はロードレーサーに乗ってトラックに突っ込みその後紀子が美術室で涙を堪えるかのような表情で映画が終わります。全てを知ってみた時美術室の会話では秀一は自殺を決意してたんだろうなと警察にバレた時にすでに決意をしてたんだろうか。それを紀子も感じとっての最後の表情なのかと思い僕には何度観ても読み取れない演技がたくさんあるのだと気づきもっとしりたいと思いました。
それからこの映画のことを自分なりに調べました。メイキングや監督と主演の対談をみて対談で蜷川幸雄監督はこの映画の色んなシーンについて言っていました。
最後の美術室のシーンでは引いて全体を撮ってテイストが違ったと主演が言うと監督は割ってきっちり撮ると気持ちが分かりすぎるといっていました。複数の選択肢がある中での監督の意図は正直分かりません。他にもこの映画は最初から要所要所で水槽がでてきますがこんな意図だろうなと自分の解釈が正しいのか他にどんな狙いがあるのか気になります。
後、秀一の同級生の石岡が秀一の殺人を知りゆすってるシーンの石岡の演技に何か僕の中で違和感を感じました。何何がこうだからその演技に違和感を感じたとハッキリ言葉にてきないですが僕の感じる石岡だともっと感情的になってる気がし石岡という人物の認識感じ方が違ったのかなと思います。
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