このレビューはネタバレを含みます
黒く染る青い春。
目に見えるヤンキーではなく、ちゃんと制服をきて学校に通うけれど将来の不安など暗いものを抱え、ヤケになり虚勢を張る姿はこの映画を観てる人も共感できると思う。
凄く重たく見えるけど観てると惹かれる何かがあった。
みんなが抱えるこの時期。人生に楽しみを感じられない。
九条の机の落書きを回収するラストシーンはめちゃくちゃいいシーンだった。
その前にも個性ある先生に対して「黒い花が咲くかもね」といったりラストへの伏線は見事だった。
冒頭では仲良く楽しげだがそこから淡々と黒く染まっていく。