SYMPATHY FOR LADY VENGEANCE (2005)
他の韓国映画に比べればR指定度は低かった。まろやか。
しかし、集団心理というのか、みんなでやれば怖くないというのか、恐ろしい。犯人に復讐をするため、病院の待合室のように血しぶきよけのレインコートを着た遺族たちがずらっと並んでいるシーンは恐ろしくて震える。
みんなで復讐を成し遂げた後、取り乱していた遺族たちも冷静さを取り戻し、淡々と遺体の始末をするシーンにも。
でも、復讐を果たしたものはみな、大きな十字架を背負って生きていくことになる。その辺がメッセージなのだろうか。
タイトルもそうだが、ちょこちょこブラックユーモアがあってそれが不気味な雰囲気を助長させていてよかった。
