スターリングラードの川島丈のネタバレレビュー・内容・結末

第二次世界大戦映画では、そんなに作品数の多くない、ソ連舞台の伝奇的戦争アクション映画

社会主義的シーンやセリフが豊富に織り込まれ、緊張感ある狙撃戦は見応えある。

第二次世界大戦の映画はいくつか観てきたけど、どの作品にも共通して感じるのは、「この時、世界はイかれてた」

破壊と殺戮を国家単位で繰り返し、最小単位の人と人の壊し合いに、意味を持つことなんてなかったのではないか。あるとすれば、強烈な個の憎しみ。狂った国家に狂わされた人の心は、もう見たくないものだ。

ザイツェフの心情描写や周囲のストーリーをもう少し観たかったのが正直なところ。

加えて言えば、もっと音楽の使い方で緊張させて欲しかった。