ハレルヤ

ザ・ローリング・ストーンズ/レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザーのハレルヤのレビュー・感想・評価

3.8
BSプレミアムシネマにて鑑賞。
ザ・ローリング・ストーンズが1981年に行ったアメリカツアーの様子を捉えたドキュメンタリー。

1962年にデビュー以降活動歴は今に至るまで60年以上!まさに生きる伝説のバンドと言えるザ・ローリング・ストーンズ。本作はアルバム「Tattoo You」のリリースに伴ったワールドツアーの一環であるアメリカでのライブを収録したもの。

オープニングから早速タバコを燻らしながらギターを弾くキース・リチャーズとロン・ウッド。堅実に演奏するチャーリー・ワッツとビル・ワイマン。そしてステージを右へ左へ全力で動き回るフロントマンの鏡のミック・ジャガー。

何万人いるんだと思うほど人人人だらけのスタジアム。後ろの方見えてんのかと心配してしまうくらい広大な会場を相手に演奏をひたすらぶつけるメンバー。

1曲目の「Under My Thumb」2曲目の本作のタイトルにもなった「Let's Spend The Night Together」でエンジン全開の立ち上がり。当時の新作「Tattoo You」の曲も交えながら、代表曲を並べ立てるセットリスト。

個人的には「Beast Of Burden」が大好きなので、演奏してくれて嬉しい限り。後半は名曲連発で当時リリースされたばかりのヒット曲「Start Me Up」もこの時点から馴染みがあるように響いています。

昨年残念ながらチャーリー・ワッツが亡くなり、今いるメンバーは3人となったストーンズ。この作品は40年前のツアーですが、まさかその40年後の現在においてもまだワールドツアーを行っているなんて、どれだけの人が想像できたでしょう。

もう80歳に手が届くレベルのメンバーですが、可能な限り続けてほしいですし、今も昔も伝説というのを改めて感じさせてもらった一作です。
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