mo

デビルのmoのネタバレレビュー・内容・結末

デビル(1997年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

日本人からするとあまり馴染みのない題材。なかなか忘れられないラストシーン。またちゃんと観たい。 2019

アイルランド🇮🇪の歴史をさらっと学んでから再鑑賞。
🇮🇪ではプロテスタント🇬🇧の侵攻以降、カトリックが迫害されてきた歴史があり、
カトリックであるIRAは🇬🇧への対抗組織の過激派。

まず、1997ってタイムリーというか渦中で製作→公開がすごいなと。当時を知らないけども、世界的に北アイルランド注目してたのかな?
1998ベルファスト合意で和平が成立→街中に壁が造られカトリック/プロテスタントは別れて生活してるそう。

FBIや🇬🇧捜査官が言うようにテロリストと言ってしまえばそれまでだけど…
眼前で父を撃ち殺されたりとか、それの繰り返しだと遺恨も深いでしょう
宗教対立と言うと日本人にはピンとこないけど、自分が恨みを手放して新たに人生築けるかと考えると難しい。

作中、カトリック教会で子供達の堅仰式?へ参列した際に司祭の言葉が何か琴線に触れているようだったけど、そのシーンにも何か深い意味があったのかな…宗教の知識がないもので…

とにかくローリーに生きていてほしいから船の場所を明かしたのに、彼はきっと戻ってこないことを知る彼女も、
人を殺さず警官の仕事に誇りを持ち、かつFBIやらに殺されたくないから逮捕しようとしたのに自ら撃ってしまったトムも、
アメリカの話じゃない、アイルランドだって最期に再び言ったローリーも、皆辛すぎる

あと、🇮🇪ローリー、🇺🇸トム双方を通して銃社会に疑義を呈してるのかなと感じた

Irish music なのかな?笛の音が切ない
船で始まり船で終わる映画。
ブラピとハリソンの対比ひたすら画力がある。
mo

mo