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ネイキッドのマのレビュー・感想・評価

ネイキッド(1993年製作の映画)
4.4
暴力的な性欲、哲学と文学、陰謀論 あと冷笑的なユーモア以外に何も武装してないデヴィッド・シューリスの放浪 というか ノストラダムスの大予言を信じて世界が終わるだの人類は腐った卵だの言いながらも、自分も自分が語る"人間"としてはどうしようもないくらいクズ野郎であることに半分無自覚 半分自覚的なクズ。

リンチされ家に戻り、パトリック・ベイトマンを思わせる マッチョイズムの権化の様な男に触れてからやっと、誰がこの世のクソさを生み出してるか気づく 気づいて何かが変わる/変える気がある訳でもないけど、足は確実に引きずってる。1度は放浪を辞めようとしたけど、辞めずに足を引きずりながら外に出ることにも意味はある。と思う
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