のんchan

ライトスタッフののんchanのレビュー・感想・評価

ライトスタッフ(1983年製作の映画)
4.1
とあるキッカケから気になってしまうとドンドン進んで行くタイプ💦
🥕を前にした🐎のようだけど😅、昨日観たドキュメンタリー『ザ・バンド』のドラマー、リヴォン・ヘルムの出演している作品を観たくてこの作品を見つけました💫👨‍🚀🚀

監督・脚本は『存在の耐えられない軽さ』のフィリップ・カウフマン❗️
NASAの有人宇宙飛行計画『マーキュリー計画』の実話を基に描いた作品。
速さに挑戦する男たち、宇宙に挑戦する男たちの命を懸けたドラマで、スター俳優揃い踏みで大変に見応えあって大当たり🎯

その選び抜かれた花形7人と別に、もう1人の主人公を描いている。それは、第二次世界大戦ヨーロッパ戦線の英雄であり、伝説的な別格のパイロット、チャック・イェーガー(サム・シェパード)

50年代以降、アメリカはソ連との間で宇宙開発が過剰に競われていた。その有人宇宙飛行計画のため、カリフォルニア州の砂漠にあるエドワーズ空軍基地に白羽の矢を当てた。その地で音速を超える命がけの訓練をしていたテストパイロットの第一人者がイェーガーだった。
パイロット達の憧れるイェーガー。エドワーズ空軍基地はパイロット達の聖地のような場所。

その計画には海空軍海兵隊から選りすぐりの名パイロットが集められ、人類初の有人宇宙飛行士7人(マーキュリー・セブン)が決定する事に‼️
ただその中にイェーガーの名前は無かった。何故なら宇宙飛行士資格の中に《大卒者に限る》という一文があったから...

イェーガーはオープニングとラストに輝かしく存在を示しているが、私が観たかったリヴォン・ヘルムは、イェーガーの相棒役リドレー大佐で出演している。出番は少ないけれど、イェーガーとの友情にとても大切な役割を果たしていた✨
イェーガーがここぞという走行をする直前にする会話を書いておく。

イェーガー「ガムあるか?」
リドレー「1枚なら」
イェーガー「くれないか?後で返す」
リドレー「いいとも」

たったこれだけなのに、最初と最後に出て来る。凄く男の絆を感じて胸キュン💘

マーキュリー・セブンを演じるのは、
アラン・シェパード(スコット・グレン)、ジョン・グレン(エド・ハリス)、ゴードン・クーパー(デニス・クエイド)、ガス・グリソム(フレッド・ウォード)ら。

選ばれるまでの検査、不思議な実験、過酷な訓練は面白く見ものでした。
そして選ばれても、自分達より先に同じ実験をしたチンパンジーが飛び立った事を聞く。そこで、彼らの意識は揺らぐが、猿でも出来るのではなく、政治的な思惑に采配されるのでもなく、自分達の『Right Stuff(己にしかない正しい資質)』で飛ぶという決心を持って挑んだのだ。

大空に魅せられた、アメリカの歴史に残る男たちの真実を垣間見られ、複雑な心境があったことを理解出来たし、とてつもない大作でした。長尺ではあるけるど、ぜひお勧めです💫


※気になって仕方ない事
スコット・グレンって、クリント・イーストウッドとヒュー・ジャックマンを足して割ったようなお顔ですが、同感の方いらっしゃいませんか?
観ながら、え〜っ!イーストウッド?え〜っ!ジャックマン?って何度思ったことか💦
当時42歳?なので、どっちかというとヒュー寄りだけど😅
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