第二次世界大戦後、冷戦時代のアメリカでソ連に遅れを取るまいと宇宙開発計画が進む。その一環でパイロットたちが宇宙飛行士に挑戦する「マーキュリー計画」。命がけで挑む7人の男たちの実話を描いたドラマ。
以前見たような見たことないような、よく分からない気はしていましたが、いざ見てみると初見でした。笑
3時間に及ぶ長編。実際に前人未到の宇宙への有人飛行に挑戦した男たちの控え目ながらも熱いドラマ。元々は音速に挑むパイロットという話も今で言う「トップガン マーヴェリック」に通じるものがありましたね。
あの映画はドラマのみならず映像の迫力でもたっぷり見せきる作品でしたが、今から40年前の本作ではドラマが中心。国家の威信をかけた挑戦という事でプレッシャーのかかる様々な任務。成功もあれば失敗もある。その状況も楽しんだり、苦悩したり、互いに助け合うメンバーたち。
NASAとの対立や国家の理不尽など色々な障壁がありながらも、マーキュリー計画を完遂するメンバーたち。長い時間をかけてじっくりと描いていくので密度の濃さが感じられました。
サム・シェパード、スコット・グレン、エド・ハリス、デニス・クエイドなど当時の名優の共演も見所。見応え抜群の秀作でした。
