このレビューはネタバレを含みます
デンゼル・ワシントンが迫真の演技だし、アメリカの保険制度の問題を描く重要性にも共感。しかし、これではテロリズムの肯定になってしまうのでは?というモヤモヤも残る…。
保険が効かないことの恐ろしさ、怒りは凄く伝わってくる。しかし、そこから病院立て篭もりが唐突に思えるんだよな。その行為によって別の民衆に危害が及ぶってことを描こうとはしてるんだけど、結局皆助かってジョンを擁護するっていうのがご都合主義ぽいし。「ER」ならもっとビターな展開にしただろうな。
冒頭の事故描写が物語にうまく繋がっているかは疑問。個人的にはあんまり上手くない気がする。