Mamiyaっち

雨に唄えばのMamiyaっちのレビュー・感想・評価

雨に唄えば(1952年製作の映画)
4.5
あれは僕がまだ、10代後半だった頃。
当時、毎日の様に深夜に帰宅する僕は、
夜、帰って来ては、親に気付かれないように
こそ~っと玄関を開けてました😅

家に入ると玄関のすぐ右側が居間です。
閉められたガラスドアの向こう側では、
大抵母親が一人でTVを観てました。

説教されるのが面倒だった僕は、
物音立てずにそっと居間を通り過ぎてたな🙇‍♀️

そんなある日、いつもの様につい遅くなって
しまった僕は、
こそ~と玄関を開け、母親のいる居間の前を
通り過ぎようとした💦

だけどその時、ちょうどTVから、何やら楽し
そうな音楽が。僕は思わず居間に入った。

その時、TVから流れていたのがこの映画。
何の曲だったのかは覚えてません。
けれど何やら楽しそうに、唄いながら踊って
いたのを覚えてる🌀

(あっ、今帰ったの。)
それだけ言うと、母はまたTVの方を見る。
僕もそのまま母親の隣に座り、
何となく一緒に、TVで歌いながら踊る人達を
一緒に観ていたっけ✨

深夜無言の母と僕に優しく降り注いだ、
あの時間…あの時の映画『雨に唄えば』。
筋書きよりも、記憶に残るもの。
それを思い出すと、何故だか涙が出る💧

もう昔の事なので母の記憶は薄れてるよね。
いつか、思い出してくれるかな⁉️
いつだったか、お母さんと二人で、
こんな映画を観たんだって事をね。。💯
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