都心の大学キャンパス。映像ワークショップを受講する学生たちが、「タイクツな殺人者」と題されたを製作する。
教授から渡された原作本は、2000年に実際に起きた高校生の不条理殺人事件のノンフィクション「退屈な殺人者」。
作品全体の映像が、実際に学生が撮った映画のような雰囲気である。なんとなく間延びしたような場面や、画面の色や光の感じに(もちろんわざとだろうが)素人感が漂っている。
個性的なキャラクターの学生たちのやり取りは“ザ・青春”という感じで微笑ましい。
吉川ひなの演じる、監督の恋人の女の子が危な過ぎる。
黒木メイサ演じる女の子の登場する意味は?
柳町光男監督といえば『さらば愛しき大地』だと思っていたので、全く雰囲気が異なっていて驚いた。