パン

父と暮せばのパンのレビュー・感想・評価

父と暮せば(2004年製作の映画)
3.3
傑作だらけの黒木和雄監督作。
ATG時代の鬼才っぷりを知ってる自分からすればかなり微妙な作品に見えた…
とべない沈黙、竜馬暗殺、祭りの準備。

戦時中や原爆そのものを描くのではなく、原爆投下から3年経過した戦後広島を描いている変化球的な題材だ。
基本室内劇メインだしどうも描きたいテーマが見えてこない感じのモヤモヤする作品。 
戦争や原爆の悲劇の話はそれこそ凄くありふれてるから目新しさが欲しいところだな。
まあ原田芳雄の演技だったり宮沢りえの格好が似合ってたり芝居だけ見たらそれなりに楽しめる。

個人的に思うのだが、ATG時代に活躍してた監督たちって晩年は微妙な映画多いよね。
やっぱ若いうちに才能使い果たしたのだろうか。
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