いつか観たいと思っていたらピータージャクソン様々が2021年にGET BACKをリリースしてくれたことで、GET BACKほどの期待感はなかったものの、当然のように観た。
GET BACKにないシーンもあり、楽しめたが、
GET BACKではカレンダーにチェックがつけられると共になんとかしてTVショーでもライヴでもアルバムでも形になるものを作らねばという焦りや苛立ちをヒシヒシと感じたし、名曲の数々の作成過程が映像化されていること、メンバーそれぞれの姿勢や葛藤を感じられて大変面白かった一方、本作はそう言った生々しさがなく、ルーフトップに至った背景などの説明もなく淡々と展開される。
にも関わらず、ポールとジョージのギクシャクしたシーンは丁寧に残して、BOSSYになったポール＋やる気があるのかないのがよくわからない他のメンバーという構図になっており、GET BACKの発表によって本作の役割は無くなったんだとわかった。
アップルがそれにも関わらずレストアしてリリースしたのは、やっぱりGET BACKによって本作の重々しさが軽減されたので、親にあたる本作も一応リリースするか、程度なんだろうな。
ジャズ風のTHE LONG AND WINDING ROADやたらよかった。
