しろくま

裏窓のしろくまのネタバレレビュー・内容・結末

裏窓(1954年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

思ったよりも面白かったし サスペンスものという括りに単純には当てはめられない作品でした。

序盤で「セールスマンが妻を殺した!!」という推測が披露され それがあったのかなかったのかということがストーリーの軸です。ジェームス・スチュワートは骨折していて部屋から出られないので窓から見える風景だけが彼の接する社会の全て。そして通いの看護師の女性と恋人であるグレース・ケリーとのやり取り。(グレース・ケリー気品と知性を感じさせるため息ものの美しさ✨✨✨✨)

初鑑賞だったのですが意外だったのがセールスマンが本当に殺人を犯したのかどうかがハッキリしないということ😳ほのぼのとした雰囲気で物語の幕が降ります。殺人事件があったと思われる窓以外のたくさんの窓の一つ一つにそれぞれの人間模様があり「きっとあのご婦人は○○だ」とか「きっとあのご夫婦は△△だ」とか想像していた事が ラストではただの思い込みであったり 色眼鏡で見ていただけだったことに気付かされたりという予想外の展開でした。…ということは殺人事件もあったのかなかったのか…真実は?

もしかしたらこの物語の真意はそこにはないのかもしれません。
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