ずっと気になってたヤン・シュヴァンクマイエル作品。
これを借りる為だけに、わざわざ菊名のTSUTAYAへ。
例えば江戸川乱歩の原作小説は、グロテスクな作風だがちゃんと読めば分かるように、ぎりぎりグロテスクではない。
映像化される際に脚色が加えられ、原作を読んだ者からすれば、ん？こうじゃないのよ…という感想を抱いてしまうのだが、このアリスに至っては原作の世界観を壊さずに上手く新しさを加えられている。
実写と人形の組み合わせは、特にこの作品と相性が良いと感じる。
キャロルの原作を読み、ディズニー版を観たその流れでシュヴァンクマイエル版を観ても、十分楽しむことができるのではないか。
アリスの頭の上でミニキャンプをしようとしたネズミが、その後ちゃっかりネズミ捕りに嵌ってしまっているのには思わず笑ってしまった。
