フォスフォ

アリスのフォスフォのレビュー・感想・評価

アリス(1988年製作の映画)
3.9
少女趣味の極北。怖い。眼から未知の快楽物質を注がれるような面白さがある。アリスちゃんが可愛いしコミカルなとこもあるんだけど、それと両立して頭のおかしさと不気味さがすさまじい。ダリとブニュエルの『アンダルシアの犬』とかもそうなんだけど、カットさえつなげりゃ映画はどんな超現実でも描けるんだ、という可能性をかんじた。穴をあけて、穴をのぞいて、ひたすら狭いところからせまいところへ迷い込んでいく、はてのないクラクラする構造が素敵。極めてなにか生命に対する侮辱を感じます(褒めことば)。
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