「怪獣蛇九魔の猛襲」の続編、のはずが前作出てきたヒヒのような怪物などは一切出てこず、至って普通の時代劇となっている。

里見浩太朗演じる岩見重太郎が前作で殺された父親の仇を討ったことで物語は終わるが、そこまでの過程がいささか雑な気がする。重太郎に罪を擦り付けて暴れ回る山賊は必要だったのか…

特撮時代劇として楽しめた前作に比べて、あまりに王道すぎる仇討ち時代劇。路線変更といってもいいくらい作風が違うので、途中観ていて続編だったよね？と確認したくらい。殺陣シーンもイマイチ迫力不足。里見浩太朗出演しているのに勿体無い。

あの、『怪獣蛇九魔の猛襲』の
続編だ！

…だがしかし、あの素晴らしい
エンタメ性は失われ、何ぞや
しょーもないフツーの時代劇に
成り下がってしまった。

残念！
まこと、残念な限りだ…！

何が天の橋立だ。2～3秒ほど
別撮の情景カットが入っただけ
だろアレ？

ていうか、後藤又兵衛いないと
色々ダメだったじゃねぇか(笑)


―――怪物だせや！！
―――忍術つかえやコラァ！！
☆

ただひたすらにショーモナイ
のぉ…。

『怪獣蛇九魔の猛襲』の続編SP。
前作で討ち漏らした吉田義夫を探し仇討ちの旅をつづける里見浩太朗は成り行きで豪傑の後藤又兵衛（品川隆二）と喧嘩になり打ち解けあう。いっぽう吉田義夫は京都北部の小藩に取り入り家老職に登りつめていた・・・

前にあったホラー味やミステリー要素がなくなりパワーダウン、特撮もなくなり残念。
ただ1961年当時の天の橋立の景観は素晴らしい！

モノクロ 1961年7月26日公開