キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのLiaozhaipiのレビュー・感想・評価

アメリカの病の一つ、虚勢男のマチョイズムが崩れていくことが主題。
ヤンキースの話で、勝利の理由をピンストライプに釘付けだったというハッタリの比喩で捉え、評価するあたりにその主題があらわれている。

そして特に結局はクリスマスに話をしたくなる人と信頼関係を結ぶあたり、キレイに決まった感じ。

全体としては後半がやや長いけど、前半のテンポ感は無駄がなく見やすい。

エンターテインメント寄りではあるが、主題の根深さもバランスよく示した良作。