tq1chi

パーフェクトブルーのtq1chiのレビュー・感想・評価

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)
4.7
””あなたは…誰?””

”わたしは本物だよ”

今敏監督の初監督作品。
アイドルから女優へ転身した女性が辿る狂気の物語。
まずこの内容の話を90年代に書き、しかもここまで演出仕切ったことに驚いた。
アイドルの在り方、芸能界でのタレントの扱い、ストーカー、今でも常に在り続ける闇を、狂気を、完璧に演出仕切っていた。これで初監督なんだからびっくり。早世が悔やまれる。
アイドルの偶像性と、そこに幻を見るあのストーカー。
「千年女優」でも思ったけど映像の切り替えるタイミングが気持ちいい。シームレスに次のシーンに繋がるのが観ていて楽しい。後半の現実と虚構が交錯するシーンは特に。
アイドルとしての演技、女優としての演技、人並みに生きていく上での演技が入り乱れる狂気のアニメーション映画。

タイトルのフォント?ちょっと気味悪くてすき

演出がほんとすごいな
映像と映像の繋ぎがすごい

トラックのとこ鳥肌立った

最後のセリフがダブルミーニングみたいなのいいね
今敏作品というか村井さだゆき脚本は最後にゾッとしたりハッとするの入れてくるね

映画館で観れて良かった
観終わった後の余韻がデカい気がする
映画館で観ると
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