みどり

パーフェクトブルーのみどりのネタバレレビュー・内容・結末

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

犯人自体は初っ端から予想できたけど、そこに複雑に絡み合ってくる要素が不安を煽ってきて飽きなかった。
音声録音まで出来るのはルミちゃんだけだけど、じゃあ馬面のストーカーはなんだ?
血だらけの服があるってことはミマが本当に殺っちゃった!?
…とかなり翻弄され。
第三者から見たらすぐにおかしいと分かることが、当事者には気づけない。夢か現かも曖昧になっていくドロドロした雰囲気と、時々ある可愛い音楽のミスマッチで心細さがとてもこわい。
遊園地でふと周りに誰も居なくなった瞬間みたいな。
パプリカでも思ったけれど、世界がどんなに滅茶苦茶になっても、ラストが前向きに終わるこの監督の映画は好き。
「あなた誰なの?」

どうでもいいけど、1998年にアニメ映画でこの作品は、観客層的に挑戦的だなぁと思いました(笑)
インターネットどころかパソコンも真新しい時代が新鮮にうつった。
みどり

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