素晴らしいサイコスリラー作品
現実と虚構の交差
何が真実か分からず全てを疑わせるカオスっぷり
未麻りんの心の崩壊をオチとすると思いきやきっちりサスペンスに落とし込まれた時は驚いた
単にレイプや出血のようなどぎつい描写を混ぜ込んでインパクト任せに"面白っぽい"作品にするんじゃなくて、これらの描写はこの作品には必要だったと納得させるだけの説得力がある
劇中繰り返し差し込まれるチャム時代の曲がどんどん不気味な恐怖ソングになってくる手腕も凄い
何度も目を覚まし自分は何者か喪失していく感覚が自分にも伝染していた