きゅうげん

チャイルド・プレイのきゅうげんのレビュー・感想・評価

チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)
3.7
新作ドラマがめちゃめちゃ評判いいですね。
それ踏まえて初心に帰ってみようかと。
人形へほんとうに命が吹き込まれたような、アニマトロニクスがやっぱすげー!

トム・ホランドといえば今じゃMCUの快男児ですが、ホラー・ファンダム界ではこちらの監督。推挙したのはスピルバーグらしく、ここでも80‘sエンタメ映画界を牛耳る影が……。
シリーズのオリジネーターである脚本家ドン・マンシーニの制作動機には、広告の業界マンだった父の影響、とくに子供向け玩具をめぐるマーケティングや消費行動への建設的・懐疑的な視座があったとされています。
草案ではアンディとチャッキーは表裏一体の存在で、大量消費社会の皮肉や欺瞞、現代っ子の直面する問題などによりフォーカスしてたとか。
たしかに資本主義大国アメリカのクリスマス商戦って、売る側も買う側も強迫観念的なレベルですもんね。

ただ、どんな事情があろうとも転売ヤーから買ってはいけない!……というのが本作最大の教訓です。