nori007

セブン・イヤーズ・イン・チベットのnori007のレビュー・感想・評価

3.5
若きダライ・ラマ14世と出会った、数奇な運命の登山家の話。
ブラット・ピット扮するハインリヒ・ハラーは、ナンガパルバット登頂を目指していたが世界大戦勃発でイギリス軍に収容されてしまう。

なんとか脱出に成功し、チベットへとたどり着くとそこは中世の世界のまま人々が暮らす場所であった。彼らは個ではなく民族全体の平和を願う民であった。

ダライ・ラマ14世の無邪気なところが純粋でかわいい。
世界大戦中だというのに平穏な日々だ。

が、しかし中共の侵略がはじまってしまうのだ。。。。

ここで思うのが連合軍は本当にアホだったということだ。日本とドイツが赤の南下を防いでいたのに連合軍が日本とドイツを潰してしまった。
その結果、中国は真っ赤に染まり、チベット、朝鮮半島、東南アジアは侵略され、粛清の嵐が吹いき、世界は冷戦へと突入してしまう。

戦争が起こるより、共産革命が起こるほうがよほど死者は出る。この作品はそうした一面が垣間見れる良作であった。
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