無口で二枚目な三郎と螢子の恋の橋渡し役に徹する寅さんを描いた男はつらいよシリーズ第三十作
この回めっちゃ好きやぁ...
特別なことはないねんけど、
やっぱり寅さんっていいなぁって
思うシーンがたくさんあったし、
今回は三郎くんと螢子さんの
キューピット役で恋してないのに
失恋してきた今まで以上に
最後の言葉が胸に沁みた
若い頃の田中裕子さん初めて
見たけど可愛いのに色っぽくて素敵
最初は松茸騒動から
自分の茶碗に松茸が見つからんからって
満男の松茸かっぱらう寅さんに笑う
向かいの娘とのくだりも
おいちゃんたちの気持ちも分かるけど
いつもの冗談やんって思って
そんなに悪くないように感じたな
おいちゃんの「出てけ」はショック受けるな
やっぱり日本中の色んなところに
知り合いがいるって羨ましい
湯平温泉で見ず知らずの三郎の為に
肌を脱ぐ寅さんがかっこよかった
三郎と大分からのドライブで
体バキバキの寅さんに笑った
三郎くんは変わってはいるけど
誠実でいい人なのが伝わってくる
チンパンジーの話ばっかりするくだり笑った
螢子さんと三郎くんをくっつけるために
螢子さんに三郎くんのことを内緒で
とらやに呼んだ時の寅さんの対応が最高
ちゃんとどうするか計画してたのに
寅さんが全部崩すのめっちゃ楽しかった
螢子ちゃんの寅さんへの接し方って
普通に勘違いしちゃうレベルよね
ずっと2人が上手くいくように
心配して励ます寅さんに心温まる
螢子さんに話す恋する男が無口になる話は
寅さんがいつからこそグッとくるね
今回の旅の出方って今までで一番
フラットな状態やなぁって思ってたけど
別れ際の一言がほんまにグッときて、
一気に切ない気持ちが押し寄せた
去り際の一言でこんなにも心揺さぶる
寅さん、渥美清ってほんまに凄いね
ラストの公衆電話も沁みるなぁ...
「やっぱり二枚目はいいなぁ、
ちょっぴり妬けちゃうぜ」
