もこもも

星の旅人たちのもこもものレビュー・感想・評価

星の旅人たち(2010年製作の映画)
4.1
聖地巡礼を始めた矢先に命を落とした息子の意志を継いで巡礼の旅へと出かける父親を描いた作品

素朴で広大な美しい自然
歴史ある様々な街並み
旅を通しての変化、
人との出会いやトラブル、
それら一つ一つ噛み締めて、
自分も4人と一緒に旅をした
心地よさと爽やかな余韻を感じる
国も年齢も性別もバラバラな
4人の友情にじんわりと心温まる
終盤はこの旅が終わることに寂しさを抱いた
いつか自分もいけたらなと心から思う

「人は人生を選べない、生きるだけ」

息子が亡くなった連絡を聞く
切ないOPに余韻を感じた
亡くなった息子さんの担当の
警部さんは凄い良い人やったね

オランダ出身の痩せたいヨスト、
カナダ出身でニコチン中毒のサラ、
アイルランド出身でスランプ中の作家ジャック、
なんとなく共に行動するようになった
4人の育まれる素朴で温かい友情が素敵すぎる
みんなで笑い合う姿にめっちゃ心温まる
ホテルに泊まった時にみんなが
トムの部屋に集まるシーン大好き

巡礼の旅の目的地である
サンティアゴ・デ・コンポステーラに
到着してからみんなでムシーアに
向かうシーンもめっちゃ微笑ましかった
旅と仲間との寂しいけど爽やかな別れと
新たな始まりを抱かせるラストも素敵
もこもも

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