くま

ネイビーシールズのくまのネタバレレビュー・内容・結末

ネイビーシールズ(2012年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

何故、闘うのか

何を犠牲にし、何を守るのか



世界最強の精鋭たち、特殊部隊の最前線を追体験。

アメリカ至上主義、アメリカの特殊部隊、ネイビーシールズの活躍を描いていた。



2012年の制作?

昔、30年くらい前に観た「ネイビーシールズ」とは違う作品のようだ。

昔の作品は観たという記憶だけでストーリーは完全に頭の中から消えてしまっているけどね、

と思いタイトルの懐かしさから観た作品。



序盤、CIAエージェントの女性、突然襲われてぐるぐる巻きで拉致されて

テロリストのアジトで痛めつけられても全然口を割らないので

じわじわ拷問、それがなんとも痛々しい。

手のひらに、、あれドリルかなんか? 



その救出作戦の戦闘シーンで没入感、心掴まれた感じ。

息を潜め静かに敵地に偲びよる突入前の緊張感、、まるで忍者の水団の術みたい

いざ戦闘になったら無双、最強の特殊部隊

そのシーンは凄くリアルで圧倒的な臨場感

あっさり人質奪還は果たせたものの、

その後の逃走はテロリストたちの追撃が執拗でプラン通りには進まず

プラン変更、、かなりヤバイ、、逃げ切れるのか、、極限状態?

ここら辺までの戦闘シーンが好みとしてはピークだったかも。



後で知ったことだが、

作品の中での兵器、戦術は本物らしく迫力凄いし

現役の隊員が役者としてやっていたからか、緊迫感とかもリアルに感じた。

娯楽映画とは違い描き方がストイックというか

派手さやドラマティックな演出を排除したような現実感があった。



淡々と。。あまり説明らしきものもなく任務が次々と遂行されていき

そんな中での一つの強烈なシーン

ストーリーを成り立たせるために必要だったのだろう、、、

仲間を守るためにとった大尉の咄嗟の行動、、驚いた、、いつまでも心に残る。

胸が熱くなった。

凄いとしか言いようがない。

あんな事は普通できることではない。



必ず生きて帰る。

誰にでも愛する家族がいて、会いたい人がいて

日常のすぐ隣りには危険があって、、家族にとっては

突然途切れてしまう当たり前と思っていた平穏な日々、、辛すぎる。



奥さんへというか未だ見ぬ生まれたばかりの幼い息子へ残した手紙、メッセージにはグッときた。

大きくなって自分に宛てたその手紙を読めば、、、きっと、、、

静かな平和な終わり方は良かったが少し寂しく感じた



ネイビーシールズ、こんな怖い世界、任務(仕事)は実際絶対嫌だ、やりたくない!

最前線の戦闘を疑似体験なら、、観て良かった。



ウソのような本当のようなリアル過ぎる(リアルを知らないくせに)ミリタリー・アクション

エンドロールバックに流れるミュージックが好みで素敵だった。
くま

くま