ゆみモン

にごりえのゆみモンのレビュー・感想・評価

にごりえ(1953年製作の映画)
3.9
文学座の制作協力とのことで、ノンクレジットでも豪華なキャストが大勢出演している。

明治時代の下女奉公や酌婦たちの、苦しい現実をリアルに生生しく描いている。樋口一葉は、いくらそういう世界を見て育ったとはいえ、23、4歳の若さで亡くなったのに、こんな夫婦や男女の機微をよく書けたものだと思う。