にごりえの作品情報・感想・評価

にごりえ1953年製作の映画)

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3.7

「にごりえ」に投稿された感想・評価

第2話がお気に入りです。
この時代のストーリー好き
言葉遣いから動きまで上品(^^)
kena

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草津節の文句が使われていた

家で何度も観て、文化会館で平均75歳が圧倒的な中で鑑賞
yuko

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記録 2001.12.30 蠍座

1年の締めに蠍座に行った思い出。
今井正監督作品。
樋口一葉の短編『十三夜』『大つごもり』『にごりえ』の三編を原作としたオムニバス映画。
1953年第27回キネマ旬報日本映画ベストテンにおいて、小津安二郎監督『東京物語』第2位、溝口健二監督『雨月物語』第3位等の錚々たる作品を押さえて、この年のベストワン作品。
myg

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4.0
「十三夜」の抑制もよかったけど「にごりえ」な!宮口精二のガリ枯れ崖っぷち色気、あり。今井正×樋口一葉とか、もう首肯するしかない。
とりあえず、1話だけ見た。オムニバスなので後2話残ってる。1話目の感想は、なんだかなぁ~って思った。2.3話も続けて鑑賞。面白かった。3話のラストまさか、あんな事になるなんて!Σ( ̄□ ̄;)衝撃かつ、悲しく、切ない終わりかただった。やはり2.3話続けて見てみ良かったぁ(^o^)vお薦めして下さったフォロワーさんありがとうございました。感謝です。
N

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3.5
『生誕110年 女優 杉村春子』にて

 樋口一葉の『十三夜』『にごりえ』『大つごもり』をオムニバス形式で映画化した作品。
 3つとも何かしら悩みを抱える女性が主人公だったが、それぞれ違う味があり良かった。淡島千景さんの遊女姿は艶っぽくて綺麗。
KOKO

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-
薄幸女三部作、
というところでしょうか。

全く別の3つのお話ですが、
何故か必然性を感じてしまいます。


十三夜
何が起きるんだろう!?とソワソワしていると、丹阿弥谷さんの表情がある所でガラッと変わって、引き込まれます。


大つごもり
これが一番好きだったな。大晦日という意味なんですね。当時の映画にしては、意外な結末なのではないかと。いや、見ながら期待はしてしまいますが。
久我美子さんがお美しい。女中仲間の人がいいスパイスになっていました。


にごりえ
聞き取りづらい所もあって、少し取りこぼしたのかもしれませんが、ちょっと結末は呆気に取られてしまいました。
淡島千景さんの美しさも然ることながら、山村聡さんが無駄にハンサムで、深読みしすぎてしまったのかもしれません。
それでもお力の「女の性」はなかなか理解し難いものがありました。男の腐り方は現代も大して変わりませんね!なんちゃって!
obao

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4.0
@シネ・ヌーヴォ
明治という女性が生きづらい時代…男が浮気をするのは当たり前、それを上手くやり過ごすのが妻の役目…そんな明治文学。樋口一葉の短編小説3篇をオムニバス形式にて今井正監督の映像美で観る。。。

「十三夜」…離縁を覚悟して実家に帰ってきた女性が忍耐を強いられる。少し肩透かしを喰らいましたが、3篇の序章的なポジションの…そんな時代だという説明も含めた一篇。

「大つごもり」…富める者と貧しき者の対比。無駄遣いをするくせに、使用人には細かい主人。どうしてもその日に金が要る女中(久我美子さん)の葛藤と出来心の罪悪感。オチは幾つか予想出来ましたが、それでもハラハラしました。素直に面白いと言えるー篇。お嬢さん役に岸田今日子さんがいました。

「にごりえ」…男を溺れさせ、ひとつの家庭を壊してしまった酒場の女性の悔恨と新たな想い。淡島千景さんの色香にてドキドキしました。そして、杉村春子さんの存在が重みを増す一篇。

それぞれの境遇で、生きる事に懸命な人々の生命力と…何があっても、ただ時が流れていく無情感。とても、上手い秀作でした。

【独立プロ映画 特集上映】にて。

このレビューはネタバレを含みます

樋口一葉の短編小説、「十三夜」「大つごもり」「にごりえ」を原作にした3編からなるオムニバス映画。

嫁ぎ先での仕打ちに耐えきれずに実家に戻ってきた女、資産家の家に奉公している女、銘酒屋の遊女。
それぞれ異なる立場の3人の主人公だが、それぞれが明治時代の女性の姿として、文芸的な情緒を見事に表現しつつ映像化されている。

個人的には特に2編目の「大つごもり」が良かった。
30分あまりの短編だけれどテンポ良く進行するし、なにより主人公が伯父の借金の助けにと、とうとう切羽詰って奉公先の金に手を付けてしまうまでの過程や心情がすごく伝わってきたかな。
窃盗という行為は悪事だが主人公の胸中には同情するし、ついにバレてしまう!というギリギリのサスペンス感まであるという展開の上手さ。
それにしても金が入っている箱に対して気持ちが行っている表現として、カメラがそこに寄っていくという演出は今観ても見事な効果です。

話の展開としてはどれもテンポ良く構成されているのだけれど、状況説明は各話の冒頭で登場人物の口を借りてかなり説明台詞が出てくる。
ギリギリわざとらしくはないが、でも説明台詞と分かるそれは原作が小説であることの雰囲気を残しているようにも。
まあそこが文芸作品らしさなところでもあるとは思うが。

それにしてもどれもが女性的な視点での情緒が現れているし、舞台となった明治という時代が切り取られたかのような空気感は素晴らしいね。