安堵霊タラコフスキー

ペーパー・ムーンの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)
4.3
ピーター・ボグダノヴィッチの代表作となった、アウトローなヒューマンドラマ。

詐欺師とその娘と思しき少女(劇中で否定されてるけどガチ親子が演じてるってことはそういうことだろう)のロードムービーの形を取ったこの作品、オニール親子のアンサンブルが実に小気味良くて犯罪めいたことばかりやっていても結構微笑ましく眺めていられる。

似た題材なら同時期の都会のアリスの方が好きではあるが、この作品もまた素晴らしいことは否定しようがない。