タラコフスキーさんの映画レビュー・感想・評価

タラコフスキー

タラコフスキー

鑑賞映画の備忘録

映画(2223)
ドラマ(2)

荒鷲(1925年製作の映画)

3.6

久々にサイレントを見たくなり消化。

荒鷲ってタイトルなのに良くも悪くも様々な馬の活躍が目立っていたが、ここから20年近く経って緑園の天使や仔鹿物語を撮る監督らしい作品ではあったと思う。

でもカメラ
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赤ちゃん泥棒(1987年製作の映画)

3.9

コーエン兄弟の初期作品にして特に破茶滅茶な作品となっていたが、このめちゃくちゃな感じはむしろジョン・ヒューズとかジョン・ランディスらの作品に近いものがあり、初の商業映画だったからか兄弟がデビュー作で出>>続きを読む

Uncle Yanco(英題)(1967年製作の映画)

4.0

アニエス・ヴァルダが伯父と楽しく映画を作っていそうだったのが何より(特に出会いのシーンで重ねたカットを繋げていたのが良かった)だし、港の様子も素敵だった。

モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン(1979年製作の映画)

4.0

これまた味わい的に日本語吹き替えの方が好きだけど、オリジナル版も勿論悪くない。

聖書とか古代の暮らしを皮肉った内容はモンティパイソンらしい面白さが終始あったが、ラストの主題歌のおかげで他の作品と違い
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コケティッシュな女(1955年製作の映画)

3.7

ゴダールがハンス・リュカス名義で撮った初期短編。

街を練り歩く女とそのモノローグしか記憶に残らないような映画で、正直言ってよくわからなかったが、撮り方とかが既に時代の先を行っていたことはよくわかった
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情事(1960年製作の映画)

3.7

悪くない映画なんだけど、挑戦する度に途中で飽きるから通しての完走は諦めた。(休憩挟むとなんとかいけたが)

遠くの物体が映える構図とか撮り方はアントニオーニらしい良さがあるけれど、前半の事件が終わった
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イメージの本(2018年製作の映画)

4.8

ゴダールがスペシャルパルムドールとかいうよくわからない代物を受賞した(でもこれで一応三大映画祭最高賞コンプリートを果たしたことになる?)最新作が公開されたが、案の定ゴダールらしく何とも形容し難いが自由>>続きを読む

クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

特撮の後で何やるのかと思ったら前から気になってはいたこの作品だったので試しに見てみた。

普通に見てたらひろしがそのままロボットになったと思うが、その実人格がロボットに映されていただけで、とはいえ序盤
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微笑(1957年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

覗きの成功と失敗を描いた、モンタージュの手本的掌編。

でもあんな覗き易いところに浴室の窓があるのはやばいでしょ。

ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972年製作の映画)

4.7

ブニュエルがアカデミー賞を受賞した、完全なる不条理コメディ。

会食をしたいだけなのに日程を間違えていたり寄ったレストランで店長が亡くなっていたりして目的を達成できない様子を淡々と描いているが、ブニュ
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たたえられよ、サラエヴォ(2006年製作の映画)

3.9

一枚の写真とナレーションだけで映画を成立させてしまう力技もゴダールの凄さか。

あるカタストロフ(2008年製作の映画)

-

戦艦ポチョムキンとかの映像を繋げて間に字幕を挟み、時折スローにしてちょっと語りを入れるだけでゴダール作品になるのはある意味で凄い。

ルパン三世 ルパンVS複製人間(1978年製作の映画)

3.3

モンキーパンチ追悼の特別放送で久々に鑑賞。

いきなりルパンの絞首刑シーンから始まるのは衝撃的だったが、全体的なアニメの作りとしてはリミテッドなものがあって、この一年後のカリオストロと比べるとアニメ映
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歴史は女で作られる(1956年製作の映画)

4.5

溝口健二同様トーキー初期から長回しの美学を追求していたマックス・オフュルスの遺作にして唯一のカラー作品。

過去回想における座っての会話シーンの多くがちょっと退屈だったのとテクニカラーに若干の毳毳しさ
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吸血鬼ドラキュラ(1958年製作の映画)

3.8

どうやらクリストファー・リーの名を世に知らしめたらしいホラー映画。

案の定ながら撮り方やカット割りは全体的にオーソドックスで、しかし部屋全体を映すようなロングショットは美術を活かしていて中々惹かれる
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

3.5

今やカンヌの常連と化したグザヴィエ・ドランの初長編監督作品。

弱冠二十歳にしてウォン・カーウァイの影響や自分の同性愛という性癖を前面に出してしっかり自身の作風に昇華している点は素直に凄いと思う。
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大佛開眼(1952年製作の映画)

4.2

何故か久々に見たくなった、衣笠貞之助のカンヌ初出品作。

日本映画らしい台詞量の多さは気になったけれど、ロングショットを頻発する端正なカメラワークや奈良時代らしい雅な美術と衣装には他では見られない魅力
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バウンティフルへの旅(1985年製作の映画)

3.5

折角mubiで配信されていたのにうっかり見逃すところだった。

主演のジェラルディン・ペイジがアカデミー賞等を受賞しているだけあって彼女の集大成的なものが感じられ、その姿が拝めるだけでも価値のある作品
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

4.0

そういえば30年以上前の映画が何故かこのタイミングで劇場公開されてたってことで鑑賞。

ハリウッドでのセルフリメイク版を先に見ていたからそれと頭で比較しながらの鑑賞となったけど、全体的に低予算っぽい作
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Barres(1984年製作の映画)

4.4

おそらくフランスでの無賃乗車の多さを皮肉った短編。

色々な無賃乗車の方法やその対策が見せられるけど、やっぱり一番大事なのはあんな飛び越え易そうなバーじゃなくすることだと思う。

清掃員らが管轄外だか
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トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

4.8

これまた1同様原語での初の鑑賞。(1と同じく家にあったのが吹き替えだけのビデオだった)

まず1で拝めなかった劇中劇のバズの活躍が確認できたのが嬉しかったが、バスタービーム的なマップ兵器はさすがにやり
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.3

スピルバーグ作品で初めてアカデミー賞の作品賞候補になった超有名映画。

まず悲劇が起こる前の浜辺の映像が中々に美しくて地味に好き。

そしてジョーズが海水浴中の人間とかを襲うところはじわりとした一人称
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女はそれを待っている(1958年製作の映画)

4.5

ビビ・アンデショーンが亡くなったということで、追悼の意味も込め彼女がイングリット・チューリンらと共にカンヌで女優賞を受賞したこの作品を鑑賞。

出産に関する映画もこの頃のベルイマンが撮ると恐ろしくも格
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ピノキオ(1940年製作の映画)

4.5

相変わらず1940年に作られたとは思えない作画力には舌を巻くが、特にクライマックスの海はヤバいとしか言い様が無い。

キャラクターが生き生きしてるのは良いのだけど、猫とか金魚でも動きや表情が人間的すぎ
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トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

4.7

現在多数作られているCGアニメ映画の雛型を作った、超が付く程にエポックメイキングな映画。

この頃から20年以上経ってもCGの造形はあまり変わらないな、と思っていたけどよく見たら動き方とか生き物の肌の
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ダンボ(1941年製作の映画)

3.5

ティム・バートンが実写リメイクしたということで(こっちの方は見る予定無いけど)、遅ればせながらこのオリジナル版を久々に鑑賞。

コウノトリが赤ん坊を運ぶというキャベツ畑のもの以上に謎な子供騙しの言い伝
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バイス(2018年製作の映画)

3.8

アダム・マッケイは前作が良かったし役者もその前作より好みだったので結構期待していたら、まあ期待通りの作品という出来ではあった。

まず映画を見る前からわかり切ってはいたことながら案の定俳優陣やメイクは
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

4.8

ジャームッシュがまたもやカンヌで新作を発表しそうということでこの初期作品を見たが、最初見たときにも十分良かった印象が更に良くなっていた。

ロビー・ミューラーが撮影を行ったおかげか前作より映像が格段に
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マイルストーンズ(1975年製作の映画)

3.7

政治色が強過ぎて合わなかった前作アイスと比べて穏やかな描写が多く、自然も美しく映っていたのでその点では好印象。(脚本あるけど全然そうは見えないのも良い)

でも手持ち撮影と多めのカット割りは好みに合わ
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.0

もう5年以上も前なのかと、時の早さを痛感しつつ久方ぶりに鑑賞。

まず面白かったのが夢の中とかで音響に人間の声をちょくちょく使っていた点で、普通の音を使うよりも幻想性が出ていて味わい深くとても印象的だ
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名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

-

コナンの新作劇場版がまた公開される時期になったけど、そういえば久々に劇場で見たこの作品について書くのをすっかり忘れていた。

話は大衆向けのコナンのくせに公安とかの小難しくも若干小ぢんまりとしたもので
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

3.8

何度見てもスヴェン・ニクヴィストの映像が情緒的だったことと頭の弱いディカプリオの演技とめちゃくちゃデブい母親のことしか記憶に残らないけど、肝心の映像が悪くないから決して悪い気分にはならない。

キューバのみなさん、こんにちは(1971年製作の映画)

3.8

殆ど写真とダイアログで構成された短編ドキュメンタリー的映画。

しかし最後に音楽に合わせてリズミカルに写真が切り替わるのは中々面白かった。

バットマン(1989年製作の映画)

2.7

実はアカデミー賞を一つだけとはいえ受賞していたと知り少し驚いた。

ジャック・ニコルソンのジョーカーは文句無しなんだけど、マイケル・キートンは何度見ても全然ブルース・ウェインぽくなくてその時点で少し萎
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アンネの日記(1959年製作の映画)

4.0

かの有名なアンネの日記をシェーンやジャイアンツのジョージ・スティーブンスが映画化した作品。

アンネ・フランクらの隠れ場所を表すように階を跨いだ1カットや時折ドキュメンタリー的に映る室内の様子、そして
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エレファント(2003年製作の映画)

5.0

ガス・ヴァン・サントがタル・ベーラの影響で長回しに凝っていた頃に撮った、彼の最高傑作。

ある高校で起こる悲劇を多角的な視点と様々なスタイルの長回しで撮った作品で、自分が長回し大好きってこともあるけど
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