安堵霊タラコフスキーさんの映画レビュー・感想・評価

安堵霊タラコフスキー

安堵霊タラコフスキー

掟によって(1926年製作の映画)

3.8

起こってる事柄はかなり切迫してるんだけど寄りのカットにおける演者の顔がどれもクドいというか独特というかとにかく変に印象に残るせいで結構失笑するシーンも多かった。

ヒンド・ラジャブの声(2025年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

内容は圧巻だがこの映画が実際の事件を基にして作られただけでなく実際の音声すら使われていること、それ故に映画と現実が地続きになっていること、そしてこの映画の宣伝方法、その他諸々の事柄により人間の存在や行>>続きを読む

The Hart of London(原題)(1970年製作の映画)

4.3

露骨に実験映画的ながらも多重露光により重なり合った映像が中々に情緒的で泣けもする作品。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 〈ワルプルギスの廻天〉(2026年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

主題歌の作曲者が同じ機動戦士ガンダムSeedFreedomや監督が携わってる少女歌劇レヴュースターライトみたいな(変な)作風になってる、言うなれば魔法少女歌劇まどかマギカFreedomって映画で予想し>>続きを読む

Standard Time(原題)(1967年製作の映画)

3.9

回転するカメラとこれに呼応して消えたり大きくなったりする音響、まさに実験映画然としたスタイルなんだけど画面が回りすぎて流石にちょっと酔った。

でも似た映像が繰り返される中で人物や猫が加わるだけで印象
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Sshtoorrty(原題)(2005年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

重ねるとSTORYに見えるお洒落なタイトルが示す通り、1シーンを前半後半で2つに分けて重ねた掌編をひたすら繰り返すというイカれたコンセプトの作品。

映像や台詞だけでなく字幕すら重なっているので非常に
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Michael/マイケル(2026年製作の映画)

4.1

案の定というかボヘミアンラプソディ同様ある程度キャリアに詳しいとツッコミ所の多い展開ではあったものの(それにしてもThriller等を作曲したロッド・テンパートンのロの字も無いせいで最初からThril>>続きを読む

マザー・インディア(原題)(1957年製作の映画)

3.9

カラーで撮られてミュージカル要素のあるインド製映画としては最古の部類の作品。

その内容の大河ロマン性だったり導入からの回想スタイルだったり尺の長さだったり、後の名作伝記映画ガンジーとの類似性も見られ
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底抜けもててもてて(1961年製作の映画)

4.3

巨大セットの映像には定期的に見直したくなる不思議な魅力がある。

映画ちいかわ 人魚の島のひみつ(2026年製作の映画)

4.5

内容の意外な深みとかは原作に触れてたからとっくに知っていたとはいえ、改めて劇場でリッチに描写されたのを見ると読むのとは全然違った感覚があり(特にマクロスで声優デビューしただけあって上手すぎるセイレーン>>続きを読む

プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角(1986年製作の映画)

3.6

ブレックファストクラブと近い時期の作品だけに脚本と製作総指揮なのにジョン・ヒューズが監督した作品みたいな質感を覚える映画。

今鑑賞すると80年代のアメリカの学生がどんなだったかという歴史的資料にも感
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海辺の一日 4Kレストア(1983年製作の映画)

3.5

女性の行き辛さとかを良い具合に描いた点や時系列バラバラでも違和感の無い構成の妙とか評価できる点は多々あるとはいえ、申し訳ないけど3時間弱で語る内容には感じられなかったせいで後半は長いという気持ちがかな>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版(1995年製作の映画)

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原作漫画や原作準拠のアニメに触れた後で改めて見ると、よくもまあここまで異質な作風に仕上げられたものだなと感嘆したり呆れたりしてしまうから、この作品の真価というのは原作を経て初めてわかるのかもしれないと>>続きを読む

ゴダール・ソシアリスム 2K 版(2010年製作の映画)

4.5

所謂ドラマやドキュメンタリーといった様々な形式で映画を撮っていたゴダールの集大成にも思える短編集的作品。

個人的には豪華客船上を撮った前半パートが好きだけど(ホームビデオ的画面の粗さや放送事故的ノイ
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コントラス・シティ(1968年製作の映画)

4.5

60年代後半のセネガルをそのまま眺める感覚が味わえる良い観察映画。

絞殺のブルース(1980年製作の映画)

3.6

ぶつ切りのBGMとか個室内の男女の会話とかゴダールをかなり意識した短編になってたけど、大半が暗い場面で何やってるか分からなかったのは意図的だったのだろうか?

キャプテンEO(1986年製作の映画)

3.5

マイケルが好きだったピーターパンやオズの魔法使いの要素も含まれているから脚本にクレジットされてないものの主演ってことでマイケルのアイディアも結構取り込んでそうな、ディズニーランドとかで上映されてた短編>>続きを読む

急に具合が悪くなる(2026年製作の映画)

5.0

これを傑作と呼ばずして何と呼ぶべきかという傑作。

人間社会の有り様だったり人と人との付き合い方に対しての真摯な描写ばかりで、クライマックスも実に感動的だったし3時間全く退屈することなくガッツリ見入っ
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シラート(2025年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

予告で抱いた印象以上に恐怖の報酬的な映画になっていたけど、生命だけじゃなく車まで失くして何も得られていないせいで居た堪れないったらありゃしなかった。(犬も一匹死んだから余計にそう思う)

ヘカテ デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

基本的にメインの一つとなる主人公らの情事はどうでもいいってスタンスが依然としてあるから殆ど嵌まらなかったのだけれど、後半で露骨に主役がヴェニスに死すみたくなる様子は見映え良く退廃した場面と合わさって正>>続きを読む

アザーズ(2001年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

たまたま昔、主人公ら親子が死者だったというオチのところだけ見た映画だったけど、改めて本編確認したらカーテン閉め切った部屋とか霧に包まれた屋敷とか死んだ家父長との再会とか、そうとしか思えない描写ばかりで>>続きを読む

閉ざされた谷(1995年製作の映画)

4.5

全く意味のないようにも思えるが、全てに意味があるようにも感じられる、簡素でありながらも実験的で忘れ難い映像詩的作品。

東京人間喜劇(2008年製作の映画)

-

久々に見たら覚えているようで覚えてなくて、覚えていないようで断片的に覚えている感覚が何とも言えなかったな。

SF核戦争後の未来・スレッズ(1984年製作の映画)

4.5

ドキュメンタリー的な緊迫感が素晴らしい映画だったが、そのリアリティやこの映画が作られた40年後の現代に通じるところも感じられるせいで人間の本質的な愚かしさは不変なのかもしれないなと気分が沈んでしまう。

青い惑星(1982年製作の映画)

4.8

少し効果音がわざとらしいところもあったのが玉に瑕だったが、青い惑星こと地球における世界に触れる感覚を全編に亘り味わえた点がとにかく素晴らしい作品。

気持ちを落ち着かせるのに最適な映画の一つのようにも
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ザ・モンキーズ/恋の合言葉 HEAD!(1968年製作の映画)

3.5

後にジャック・ニコルソン主演でファイブイージーピーセズとか撮るボブ・ラフェルソンが監督したモンキーズのサイケ映画だけど、こんな理解不能な超現実的映画にもブレイク前のジャック・ニコルソンが脚本で関わって>>続きを読む

ハムネット(2025年製作の映画)

4.9

ハムレットとどう関係あるんだろう?何故ジェシー・バックリーが主役なのだろう?程度の認識だけでほとんど前情報無しで鑑賞したこともありかなり感動した作品。

中盤の出来事にしろクライマックスにしろまさに胸
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マーティ・シュプリーム 世界をつかめ(2025年製作の映画)

4.5

登場人物が大体クズいし下品な描写も多々ある、21世紀のアフターアワーズみたいなトラブル続きの映画だけれども、クライマックスが良い感じなせいで鑑賞後の気持ちは悪いものじゃないっていうちょっと変わった映画>>続きを読む

いなべ(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

途中から姉は死んでんだろうなってわかりやすかったけれども、それが姉の台詞以外に電車の中や遡る滝とか象徴的な描写によるところもあったので映画的に良し。

息子と恋人(1960年製作の映画)

4.1

男女の諍いが中心ってことで話の内容自体はそこまで好みと言えるものでもなかったけど撮影監督として活躍したジャック・カーディフの初監督作だけあって映像の力は目を見張るものがあったし、主演のディーン・ストッ>>続きを読む

ラインの流れ(1965年製作の映画)

3.9

人間を撮った箇所も悪くなかったが個人的には船や船からの景色を映した場面の方が好みだった。

Goha(原題)(1958年製作の映画)

3.9

カンヌで審査員賞を受賞したらしいフランスとチュニジアの合作映画。

兎にも角にもアラビアのロレンスやドクトル・ジバゴの印象とはまるで違うオマー・シャリフの演技が衝撃的で、それだけでも一見の価値あり。

男の争い(1955年製作の映画)

4.8

同時代に作られたメルヴィルの賭博師ボブやベッケルの現金に手を出すなに匹敵する50年代フィルムノワールの傑作。

映画的外連味の備わった程良いリアリティと臨場感、そして緊迫感と同居したダンディズムが実に
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エフィ・ブリースト(1974年製作の映画)

4.8

全盛期のファスビンダーの作品において、美しいモノクロの画面ということも合わさって特に映像的魅力を秘めた一本となっており、物語を二の次としてとにかくその視覚的素晴らしさに息を飲むばかり。

ザ・バンク・ディック(1940年製作の映画)

3.0

予告にもある車に関するシーンは記憶に残るんだけど印象深いところといえばその程度なので、その為だけにわざわざ海外からソフトを取り寄せて手間かけて鑑賞する価値はあるのかと言われたら流石に疑問

メリー・ゴー・ラウンド(1981年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ヌーヴェルヴァーグの監督が撮る80年代の映画らしい気怠い雰囲気は悪くなかったんだけど導入部で待ち人に終始逢えず時間が過ぎるゴドーの翻案的映画かと思ったら結構すぐ合流できたから予想したのとちょっと違う感>>続きを読む