タラコ改めスジコフスキーさんの映画レビュー・感想・評価

タラコ改めスジコフスキー

タラコ改めスジコフスキー

映画(2786)
ドラマ(2)

自由の幻想(1974年製作の映画)

4.5

公の場で食事が出来なかったり警察署長が突然現れた偽物といきなり仲良くなってたり、不条理なことばかり起こって意味がわからないけどそれが逆に楽しいし、常識とは何ぞやと疑問を抱きたくなる場面もチラホラ。>>続きを読む

サイコ(1960年製作の映画)

4.9

あの中盤の衝撃的なシーンがあまりにも有名なヒッチコックの代表作。

というかそこに至るまでジャネット・リーが主役かのように盛り上げておいて、あの突然の殺害シーンから全く別の展開を繰り広げるってのがそも
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A Russian Youth(英題)(2019年製作の映画)

3.5

記録映画っぽくする為か映像がフィルム風に加工されているのだけど、それで終盤とか暗くて見にくいシーンとか多かったのはどうかと思った。

あと音楽付けてるシーンも作品の映画性を出す為のもので出オチ感は強か
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キングダム(2019年製作の映画)

3.5

期待せず見たのに中々面白くて悔しい。

つかるろ剣のヤツといい色々問題点はあるけど剣戟アクションに見応えがあるとそれだけで見ていられるから困る。(最大の敵にアクションガチ勢を起用した点もポイント高い)
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トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.7

コブラの元ネタになったSF小説の映画化作品。

ヴァーホーベンの悪趣味なセンスが上手く表現できていることもあり、今見るとチャチな特殊効果も一周回って味が出てて良い。

よく知られるメインテーマを含めた
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猫の食事/食事をする猫(1895年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

猫と急にフレームインしてくる少女

ライムライト(1952年製作の映画)

4.2

映画としてチャップリン云々のフィルターを抜きに素直に見た場合、表現も古風でオーソドックスな作品ながら、舞台上等で踊りをメインとした場面には見応えがあったし、舞台裏と切り替わるときの温度差も面白かった。>>続きを読む

U2/魂の叫び(1988年製作の映画)

4.5

やっぱ全盛期のU2は最高、はっきりわかんだね。(全然映画の感想になってないけどこれ以外言い様がねえ)

サブウェイ(1984年製作の映画)

3.5

予告とか見て期待したアクションとか80年代らしい雰囲気は良かったが、アクション要素が思ったより少なめだったのは残念。

機動戦士ガンダム F91(1991年製作の映画)

3.6

久々に見たけど、やっぱ元々TVシリーズとして企画されたものを映画としてまとめただけあって途中から駆け足感が強く(アンナマリーの寝返りとか唐突過ぎ)、それ故に辛辣ながら作品としては不出来とも言いたくなる>>続きを読む

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

4.3

最近まさかのヒットを飛ばした漫画に連チャンパパってのがあるけど、思えばこの映画の主人公もある意味で連チャンパパと化した男だった。

というのも主人公のジェレミー・レナーは職務の戦場での爆弾処理に快感を
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.9

リアル世界のポケモンやっぱ気持ち悪いなと思いつつ、初代から結構ポケモン楽しんだ世代としてはハリウッドナイズドなポケモンとしてしっかり楽しめたから敗北宣言を出してしまおうか。

サン★ロレンツォの夜(1982年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

第二次大戦末期の迫害の物語において妄想が生んだ古代の兵士が迫害者を倒す展開でしかカタルシスを齎せないって哀しい皮肉は嫌いじゃない。

ある映画監督の生涯(1975年製作の映画)

4.5

溝口健二についてのドキュメンタリー映画でもあるけど、語り手としての新藤兼人の存在感もでかいから溝口健二への愛が強い新藤兼人の映画という印象も強い作品。

でも錚々たる顔触れが溝口健二の思い出を語る場面
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キリング・フィールド(1984年製作の映画)

3.6

最終的に結構美談めいたところがあるから好きな作品ではないけれど、死と隣り合わせ感がありありと出た街や戦場の様子とか時折見られる美しい映像の具合とかは嫌いじゃない。

クメールルージュを取り扱った作品と
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最後の晩餐(1973年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ミシェル・ピコリ追悼。

演じてる男優と同じ男が飯食い過ぎたりして死ぬっていう阿保みたいな映画だが、馬鹿らしくて不可思議で不条理であるが故に記憶には残るし、そんな奇想天外な映画で名優の無駄遣いをしてい
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飢餓海峡(1965年製作の映画)

4.3

確かこの作品もポン・ジュノが好きとどこかで話していた気がするけど、改めて見ると本当に作風も演出もポン・ジュノのド好みっぽい。

同時期の監督で言うなら今村昌平みたいな絶妙な撮り方やカット割りをしていて
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ジュ・テーム、ジュ・テーム(1968年製作の映画)

4.5

アラン・レネ作品で長らくここに登録されていなかったものだが、ようやく言及できて嬉しく思う。

そこそこ難解ながら、同じ場面を何度も繰り返したりして時間を取り扱った作品であることを表現していたのが好印象
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.8

エヴァ投票の結果発表の日なんで一番晴れやかな気分になって好きなこれを久々に見たわけだけど、やっぱ何度見ても圧倒的かつ感動的。

ほぼほぼ新しい作画の総集編だった序と違い最初からオリジナル展開が挿入され
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

3.8

普通に子供の頃見ても楽しかったけど、色んな知識とかつけた後に鑑賞すると院長が大御所マギー・スミスだったりハーヴェイ・カイテルが昔のスコセッシ映画みたいなマフィア演じてたりと新たな気づきがあって別の意味>>続きを読む

深夜の告白(1944年製作の映画)

4.2

やはり自分は予め犯人がわかっていて、犯人視点で語られるが故にスリリングな倒叙ものってのが好みかもしれないと思わせられる秀逸な作品。

レイモンド・チャンドラーが脚本執筆に携わっているだけにまさにサスペ
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Persécution(原題)(2009年製作の映画)

3.0

どうやらこれがパトリス・シェローの遺作らしいけど、過去の作品に共通してるようにこういう神経質で病んでる愛憎劇ってのがこの監督の好み題材だったんだろう。(個人的には映像表現の面白味に欠けるからそんな好み>>続きを読む

ゴンドラ(1987年製作の映画)

3.4

最近劇場とかで再公開されたりして話題になった作品だけど、悪くはなかったとはいえめちゃくちゃ良いとも思えなかった。

言葉じゃなく表現で語ろうとする意志が感じられたのは好印象だったものの、その表現自体や
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愛と追憶の日々(1983年製作の映画)

3.3

所謂演技合戦を楽しむ為の映画になっているけど、主役の女性二人が厚化粧の目立ち始めたシャーリー・マクレーンも嗄れ声が目立つデブラ・ウィンガーもあまり気に入らなかったので、ジャック・ニコルソンら男優陣の演>>続きを読む

シクロ(1995年製作の映画)

3.4

ヴェトナムの闇が描かれた犯罪映画としては貴重なものがあったけれども、ウォン・カーウァイばりにお洒落な表現がいくつかあり、ちょっと鼻についたしこういう映画に果たして必要だったのだろうかとも訝った。

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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.1

ヴィルヌーヴのキャリア的に言えば、メッセージとかブレードランナー2119とかのSF映画とプリズナーズや灼熱の魂みたいなサスペンス映画のまさに中間と呼べる作品。

現代の麻薬カルテルの討伐に関する組織の
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黒衣の刺客(2015年製作の映画)

4.4

発表された当初は侯孝賢久々の新作ってことで歓喜した記憶のある作品で、映像には期待以上のものがあったものの改めて考えてみてもやっぱ侯孝賢作品で最も難解という結局何だったのかと疑問を抱いてしまう映画。>>続きを読む

ラブ・トゥルー(2016年製作の映画)

4.0

Netflixで見られる期日が迫ったので見てみたら、中々どうして面白い出来となっていた。

最大の特徴として被写体となる人物の過去や未来を別の人物に演じてもらい対話したりもする点だが、この手法のおかげ
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家と世界(1984年製作の映画)

2.7

やっぱ後期のサタジット・レイって成瀬やヴィスコンティに近いものがあって、その両者の作品に苦手なものが多い身としては肌に合わない。

台詞が多くて演劇的という意味ではベルイマンやアラン・レネっぽいところ
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カメラを止めるな!リモート大作戦!(2020年製作の映画)

3.9

やっぱこの監督は色々制約を用いた方が面白い映画を撮れる人のように思うし、そういう意味ではジャファール・パナヒと近いものがある。

というか短編ながらもコロナ禍だからこその作品をリモートで撮ったその発想
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デュエリスト/決闘者(1977年製作の映画)

4.7

意外と知られていないリドリー・スコットの長編デビュー作にしてカンヌ受賞作。(特別枠の新人賞)

長閑に美しくかつ淡々と進められる決闘のシーンが一々見応えがあって、ただの決闘狂いとそれにつきまとわれる男
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La France contre les robots(原題)(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前半部は後半部をアメリカの夜化したものかと思ったらちゃんと別撮りってわかるあの白鳥とかが面白かったが、あれ計算だったとしたら中々に凄い。(十中八九アニエス・ヴァルダが言ったところの偶然と言う名の助監督>>続きを読む

塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

3.8

俗に言うプリンセスの出てくるディズニーアニメでは特段アクションに力が入っていて、しかもそのアクションの主体にプリンセスたる女主人公がなる場合も多く、この作品があったからこそアナ雪とかモアナ、それにピク>>続きを読む

ノン、あるいは支配の空しい栄光(1990年製作の映画)

4.6

中々寝付けなくて翌日特に予定もない日は昔鑑賞した映画を改めて見たくなることが屡々だけど、マノエル・ド・オリヴェイラのこの隠れた名作も久々に見たら色んな感情が湧いてきた。

現代的な兵士たちの会話パート
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.0

衣装や美術、視覚効果のレベルが上がった時代における歴史もののお手本のような作品で、どこか演劇チックだったベンハーの頃とは打って変わって本当に再現されたかのような街並みや人物等の姿は圧巻。

脂の乗った
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アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

3.9

振り返るとジョージ・ルーカスのキャリアではかなり浮いているように思える作品。

基本何も起こらない作品だから結構ダレることもあるけど、夜が明けるまでをメインにしているが故に夜明け=終わりが近づくときの
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