品川巻

ペーパー・ムーンの品川巻のレビュー・感想・評価

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)
4.3
『都会のアリス』製作中にヴィム・ヴェンダースが絶望したのも分かる。おじさん×少女のロードムービーでここまで被ってたら落ち込むわ。。
どちらかと言うとこっちの方が旅行の目的がしっかりしていて、映像も気張っていないのが心地いい。あと、いくらでも感動演出できそうなところで全く感動させないのが好き。
アディの立ち場も絶対的にモーゼより上なんだけど、たま〜におぼこいところが可愛い🎀
黒人の女の子との一時的な友情も良かった。

逆に『都会のアリス』は、ペーパームーンに対抗するかのように映像や画角に隙がなくて、どこを切り取っても美意識が高い。あと主人公がお互いに作用しあって両方とも成長してるのがいい。

結論:どっちも好き🌙
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