青と黒

ペーパー・ムーンの青と黒のレビュー・感想・評価

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)
3.8
ひとことで言うと「良かった」。ロードムービーはやっぱり好き。
テイタムはこの作品でアカデミー助演女優賞を受賞したけどこれは助演じゃなくて主演だと思った。主演のモーゼよりアディの気持ちの方が丁寧に描かれていると感じたから。いじらしいな、アディは。
ただ9歳でタバコ吸ったり詐欺に加担したりなどコンプラ的に今では出来ないかもしれないな。1973年に描くモノクロの1930年代だからそれも良いんだな。
ペーパームーンというタイトルもとても良い。有名なポスター写真は映画とはまた違うのね。
ただしこれを実の親子でやるのはテイタムには辛かっただろうなと感じてしまう。子役として天才だったのに大人の役者としては大成せずに本当に残念。
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