picaru

ペーパー・ムーンのpicaruのレビュー・感想・評価

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)
-
『Paper Moon』

5月7日。
満月。
5月の満月はフラワームーンというらしい。
部屋の大きな窓から見える月が綺麗だったので、こんな映画を観た。

Paper Moon

今夜の月に劣らない美しいタイトル。
メインビジュアルは有名かな。
でも、このシーンは本編に登場しない。
幻影なんだ。
それがまたタイトルの侘しさと重なって美しい。

史上最年少でアカデミー賞助演女優賞を受賞したテータム・オニール。
彼女について語らずにはいられない。
母親を亡くした9歳の少女を演じているのだが、とにかく大人びていて、その演技に釘付けになる。
感情の機微を目線や繊細な表情の変化で表現し、機知に富んだ切り返しをする。
これぞ、大人顔負け(笑)

詐欺師の男と孤児となった少女のシンプルなロードムービー。
忘れられないお月見となった。
picaru

picaru