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大悪党のhummingbirdのレビュー・感想・評価

大悪党(1968年製作の映画)
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この監督にしては長めに撮影して、カットを割ってしばらくすると、空いた空間に人が来るといった、動きを見せる場面が多い。とても素晴らしい。

嘘をついたり、人をだましてでも生きる、その強い意思と、いかにもこの監督らしいオチも良かった(主人公の女性は仕方なくああ生きているだけで、悪党なわけではないと、私は思う)。

二郎さんは、一見頼りになりそうで、一筋縄ではいかないキャラクター。原作のタイトルは「悪徳弁護士」。

「めくるめく増村保造の世界」
2015/6/5「よみがえる田宮二郎」@神保町シアター
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