hummingbird

ひばり捕物帖 かんざし小判のhummingbirdのレビュー・感想・評価

-
美空ひばり&東千代之介の「ひばり捕物帖」シリーズの1作目(56年の「振り袖捕り物帖」という作品が原点らしい)。美空ひばりと沢島忠が初めてコンビを組んだ作品。

ひばりが七変化をしたり、さまざまな芸を披露する趣向で、(この前の作品でもやっていたのかは不明だけど)後のひばり映画のエッセンスは全てここにある感じがする。脚本の中田竜雄という人がひばり映画をたくさん手がけているようだ

東千代之介は丹下左膳のような、酒飲みで豪快な侍の役で、私は彼のこういう役は初めて見た。殺陣の姿はまるで阪妻。

やはり横への移動が意識されていて、クライマックスの歌舞伎(弁慶)で、ひばりは左へ、千代之介は右へと進むのをカットバックで見せている。しかし、ひばりが進んだ先に敵が現れて邪魔に入る。
hummingbird

hummingbird