MiYA

男はつらいよ 寅次郎春の夢のMiYAのレビュー・感想・評価

3.0
第24作。マドンナは香川京子。彼女の娘役の林寛子が可愛かったのですが、彼女がマドンナじゃないのだなぁ。

いままでもとらやには様々な人が下宿したが、今度はアメリカ人。異文化ギャップはコメディとしては鉄板なので、面白くないわけがない。案の定、寅さんと下宿人マイケルが衝突するわけですが、寅さんが自ら非を認めたことをきっかけに友情が芽生えるという、これもまた鉄板な展開。意気消沈して旅に出たマイケルが、お馴染みの旅芸人一座の「蝶々夫人」を見て感動するというエピソードもにくいな。

マイケルがさくらに惚れて告白するという展開にはびっくりしますが、その分、寅さんの恋愛エピソードは非常にあっさり(マドンナに婚約者がいることがわかって身を引くというだけ)。そこに物足りなさも覚えます。
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